Finale27が27.3にアップデートされました。
本国ではすでに公開済みだったので、日本語版ローカライズを待っての公開です。
これで、macOS 13 Venturaに正式対応しました。
目玉はJWプラグインで、以下のメニューがあります。
・親切臨時記号の運用
・楽譜要素の変更
・パート譜レイアウトの流用
・スペーシング方式の選択
・パターン編集
・リズムのコピー(コピー元/コピー先)
・全休符小節幅の調整
・声部の編集
「スペーシング方式の選択」は、きつめ、ふつう、ゆるめ、ほどよい、黄金比率など、スペーシングの度合いの選択肢がたくさんあります。
パターン編集は、「和音」では、アーチ状やアルベルティ・バスで分散和音にしたりできます。
楽譜要素の変更は、アーティキュレーションを小さく、とかコードを大きく、歌詞のフォントサイズをnnに、など変更する事ができて、その際のフィルターでスラーの冒頭の音符だけ、とか拍頭の音符だけ、とか対象を指定できます。指定したものは対象外にする、という指定もできます。
コードが大きくなるのは、純正機能と同じで、各パーツがそのまま大きくなるので、お互いに重なってしまいます。それを処理してくれるのかと思っていたので少し残念。でも最近はテンプレートに「コード大きめ」があるし自作テンプレ保存してるので困りません。歌詞は簡単に大小できて便利。
↓こんな感じでムチムチなコードサフィックスになります。なお音符は白玉で入れてパターン編集の和音で処理を試したもの。
使うキモは、フィルター設定で、処理の対象を細かく指定できるところです。なんかCubaseのロジカルエディターやStudio Oneのマクロ自作を感じさせますが、プログラム的思考が得意な方は使い出があるかと思います。この手のコマンドは日本語化するのが繊細ですね言語難しい。
Finaleスクリプトで処理するよりお手軽でとっつきやすくとてもよいと思いました!
※JWプラグインは、Jari Williamsonさんのプラグイン集の中の8つを、Finaleに同梱させたものです。以下は、Jari Williamssonさんへのインタビュー記事です。
https://www.finaletips.nu/index.php/interviews/8-jari-williamsson-plug-in-developerfinaletipsnu-webmaster
以下のページで他のプラグインやテンプレートほかたくさん紹介されてます。(ご利用はご自身の判断でお願いします)
https://www.finaletips.nu/index.php/download
その他の新機能は、Finaleの電子マニュアルには「新機能」という章があるのでそこに書かれてます。
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